小浜日和 畑に行こう

2011年2月25日

トイレの神様 大ヒットしてますね。
つい最近まで終わりまで聞いたことなかった金福です。
いい曲でした。泣きました。祖母に会いたくなりました。


今日はいい天気でした。
いい天気とは、丁度いい天気のこと。
絶好の畑仕事日和でした。
森ガール、山ガール、そして今キテルのは……きびガール!! 
きびガール:主に冬場の沖縄から奄美にかけて出没。
スタイル:長靴に軍手、頭にはクバ傘。
いかがでしょう笑 
小浜から発信していこうと思ってます。byけだま
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きびボーイも発見しました。
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ざわわ ざわわ ざわわー ということでキビ刈してきました。
今日は写真多めできび刈の様子をお伝えします。

いい天気で良かったー 暑くもなく寒くもなく。
私は、毎年どこかしらの畑に顔を出しお手伝いします。
今回お世話になったのは、はいむるぶしでも有名な通事ゴローおじぃの畑。
おじぃは明るくマイペースで女の子が大好きな人。とっても優しいのです。

サトウキビはイネ科サトウキビ属で沖縄方言ではウージと呼ばれます。
茎は竹のような節があり、花はススキのようです。
あまーい黒糖の原料です。
実はサトウキビは長いんです。
特に今年のサトウキビは長ーい印象を持ちました。
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長いもので5メートル近いものがありました。
台風や雨・風の影響を受けて空に向かって伸びていたものが、倒れます。
そこからまた上へ上へと伸びていくのです。
だいたいのキビが複雑にカーブしています。

キビの刈方をご紹介します。
まず根元が見えるキビを探し、斧で土のギリギリで切ります。
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この作業は腕力が必要で腰にくる作業です。
切ったあと、絡み合うキビを引き抜き並べていきます。
この作業は《キビを倒す》と言います。
やったことは無いけれど、かなり体力の消耗が激しいです。
次に倒したキビの皮をはぎ、先端を落します。
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このとき使う鎌は、草刈鎌の先が二つに分かれてUの字になった独特の物です。
キビ刈専用です。 思ったより力がいります。
鎌をつかむ手が午後になると硬く凝りはじめ、明日にはきっと筋肉痛でしょう。
先端を落すとき勢いが必要です。持ち手に注意しないと手を切ります。
初心者には、おじぃが丁寧に小浜なまり言葉でアドバイスくれます。

休憩中は畑に腰を下ろしお菓子やお茶を頂きながらゆんたく。
沖縄の冬の果物、たんかんの甘みが体に染渡しました。

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サトウキビの生かじりもしてみました。取立ってやっぱり最高です。
そんなキビの美味しさを野生動物たちも知っているのです。
刈ったものには、節と節の間がかじられているものがあります。
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おじぃによると根元はネズミ、先端はコウモリがかじっているそうです。
今年はどうやらコウモリが多いみたいだ

私がキビ刈で一番感激したのは、刈ったキビの回収方法。
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キレイに1本になったキビを山積みにして、1本のロープを中心に巻きます。
回収トラックがきたら大型UFOキャッチャーのスタート。
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すごい。難しそうだ。 何回見ても感激してしまう オオーw(*゚o゚*)w
長ーいキビなので、当然荷台からはみ出します。
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この季節に観光される方、十分ご注意ください。
島ルール・・・サトウキビ優先。
一度生で見てほしい、一芸です。
こうして小浜のキビ全部が製糖工場に集まります。

終わってみるとあっという間。
キビ刈りながら色々考えたり、おしゃべりしたり、歌ってみたり。
自分と向き合う時間ができました。
なんだかスッキリ心地よい疲れ。

おじぃの畑にくれば出会いがいっぱいです。
島の人、おじぃの親戚・友人、キビ刈目的で毎年来島しているお客様、たまたま声を掛けられた旅人…etc
石垣島に行けばこのキビ刈をトラクターでやってる姿をみます。
小浜の黒糖は手作業です。皆さんぜひご賞味ください。

明日も行ってきます(´∀`*)
それでは良い週末を☆★