本物  に触れる

2011年7月6日

こんにちは!もはや酒と両想い。アラキングです。
今回の記事は、なんとアラキング初めてのお酒造り体験です。
長くなりそうなのでかいつまんで書きますね・・・

私が昔、将来の不安で一杯だった若き青年だったころ、先輩たちに
自分の好きなことを仕事にしなさいと言われたもんでした。

僕が好きなもの・・・?

バイク、音楽、映画。

まず、バイク。スピードが怖いのよね、却下。
音楽・・・・・取り合えず親に言いづらい。
映画・・・・フェイス的なNGを抱えているのでNG。
さてどうしよう。とふと目の前のグラスに将来の活路発見。
俺・・・酒好きだ・・・・・

そうだ・・・・酒を造る人になろう。
(そしたら飲み放題だ!!)

しかし人生はそううまくは転がらず南の小浜島までたどり着いてしまった私・・・・

あきらめていたころさすがは、夢が転がっているはいむるぶし!!!

泡盛を古式で手作りで造って来ないか?
と神の一声!もちろん答えはOK。

行って参りました!!石垣島の二大酒造所!請福酒造さん!いつも本当にお世話になってます!
楽しい夜の時間をありがとう!辛い朝の時間をありがとう!肝臓が時々痛むのはあなたのおかげです

さて緊張しながらいよいよ酒造り開始・・・・
詳しい経路は割愛しますが、何がすごいって要は機械に頼らないということは
全て自分たちで温度調整や酒の状態を面倒見なくてはいけないんですよ。
DSC_0487

三人で夜を徹してで麹(こうじ)の温度を管理したりするんです。
カマドの薪の管理、焦げ付かないように一瞬の気の緩みも許されず酒の元をかき回すこと。
DSC_0481

DSC_0526


請福酒造の酒造りの師匠(女将さん)が色々教えてくれるのですが、結構厳しいことまで
注意してきます。しかし師匠はいつも酒造りを子育てに例えて教えてくれて
愛情を持って育てるには甘さだけではなく厳しさも必要なのだと痛感します。
師匠は本当に愛情深い素敵な方でした。石垣の母ですね。

スーパーなどで作り手と買い手が不透明なこの時代。
全ては効率の良い物質主義に冒され本当の愛情が伝わりにくい
この時代。
子どもは機械で育てるわけにはいきませんのでギリギリ子育てだけが深い愛情
のやり取りができる場面になっていますが、
愛情を他で感じにくいので子どもにどのよう愛情を伝えていいかわからず
結局過保護になり、甘やかすことが愛情と勘違いして公と私を区別出来ない子どもに育ててしまい
がちな現代・・・・・・・・

話しがそれました・・・・

何が言いたいか、と申し上げますと
手作りで確かに手間はかかるし失敗もあるのですが、
それが人生じゃないですか!
愛情が見えにくい世の中で
思いっきり(手の汗とともに)泡盛に愛情込めれたことが
とても嬉しかったのです。
厳しさの中に愛はあるものです。


酒造りがいよいよ終盤になり蒸留して酒が初めて
樽にポタポタと注がれたとき、本当に涙しそうになるくらい感動しました。

お米在来の脂がこってり、ふっくら泡盛に含まれていて、
一口飲めば舌が若干しびれる感じがして口一杯に旨みが広がり
芳醇な香りがのどにひっかかるように
残り、しばらくはその雰囲気を楽しむことが出来る・・・・
うまい・・・・・・・うますぎる・・・・・・

私が産まれて初めて手作りしたお酒・・・・
取り合えず私は、最近現役を引退した尊敬すべき父に捧げようと思います。

最後に師匠から終了証書を渡されました。
DSC_0534


アラキング手作りの泡盛・・・・本数超限定で今ならホテルショップで販売中です。
価格は4合瓶で驚きの1万5百円です。作り手と売り手がはっきっりしているこの泡盛!!
今なら私の惜しみない愛が丸見えでコミコミです!!!!!
このお酒を普段伝えられない「ありがとうございます」と共に贈るのは
最高の手段になると思いますよ本当に。


P1010673


あの人と召し上がれ!!!!!

今からエイサー踊るので今日はこの辺で・・・・・もっと書きた~~~い!!!!