小浜島生き物通信2-ヤエヤマオオコウモリ-

2012年5月22日

こんにちは!Shunです。
みなさん、先日の日食は見られましたでしょうか?八重山は世間で騒がれた金環日食にはなりませんでしたが、90%も欠けるのが見られました。脳内でですけどね!(曇だったので)。

さて、本日の小浜島生き物通信は、“コウモリ”です。
“コウモリ”といっても、皆さんが想像するコウモリよりも大きい「ヤエヤマオオコウモリ
はいむるぶしや小浜島での見やすさを、星にしてみました。星()が多いほど、はいむるぶしや小浜島で見やすい生き物です。

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 見やすさ:春~秋:★★★★☆    冬:☆☆☆☆
大きさは…そうですね、ネコぐらい。体は濃褐色で、首の周りが黄色っぽいです。
小浜島内でははいむるぶしが一番見やすいと思います。

写真を撮っていたら、あっかんべーをされました。
ところで、コウモリはどのようにしておしっこやうんちをするか、御存知ですか?(お食事中の方、ごめんなさい!) なんと逆立ち(?)をします!
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コウモリはいつも頭を下にしているけれど、そのままだとおしっこが顔に引っかかってしまいますから(笑。踏ん張っている顔が可愛い!

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ヤエヤマオオコウモリは一年中いるのですけれど、冬は少し見にくいです。3月くらいから見やすくなります。上の写真では、緑色のハト、チュウダイズアカアオバトと一緒。これも八重山でしかみられません。

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美味しいご飯をめぐって、けんか。
はいむるぶし内にあるガジュマルやアコウなど、いちじくの仲間の実をよく食べてます。他にクワやヤシの花・実・葉なども食べます。

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デイゴの花の季節には、花も食べちゃいます。
小さいコウモリは虫を食べますが、オオコウモリは果物をよく食べます。なので、英語ではフルーツバットと呼ばれます。また、顔がキツネに似ているので、フライング・フォックス“空飛ぶキツネ”とも呼ばれます。

ご紹介した写真は日中に撮った物でしたが、おいしいご飯が少ない時は日の入り30分前くらいから飛び始めます。ヤエヤマオオコウモリはナイトツアーで、見ることができます(生き物なので“必ず”ではありませんが)。ヤエヤマオオコウモリの他にも、大人の拳よりも大きいオカガニや、オカヤドカリ、ホタルも見られます。いつかまたご紹介したいです。

来週はタケさんの、今週の○枚です。
それではまた再来週~!