2015年11月9日
こんにちは!たまには違う人の部屋にも行きたいアラキングです。
最近、このブログでも何回か登場している
小浜島のおじいさんのとこへ遊びに行く機会が何度かありました。
このおじいさん齢97歳にして元気はつらつ!です。
いつもご夫婦で突然お邪魔する僕を温かく迎えてくれます。
一般的に沖縄のご年配の方はお客さんや、来てくれた方に
「カメーカメー(食べろ 食べろ)」と言い、沢山の食べ物、飲み物を出す、
俗に言う、カメーカメー攻撃することで有名(?)ですが
このおじいさんの家に遊びに行くといつも奥さんが僕に「食べて、食べて」と
お菓子や飲み物をどんどん出してくれます。
この前も頂いたあま~い、コーヒーを飲んでたら
「はい。飲んでね」とお茶を出されました。
・・・・・・・・・・
両手で交互に飲みました。
このご夫婦のお話が本当に面白いのです。
「台湾が日本だった頃、竹富島では川が無く田んぼが無いため食べ物がない、
ほとんどの人が台湾に出稼ぎに言ったよ。
でも戦後に台湾から帰らなくてはいけなくなってしまったが
竹富では食べ物が無い、だから小浜島に大切な帯を売りに来て(小浜は田もあるし裕福だったらしい)
それを私のお母さんが食べ物と交換してあげたよ。ものすごい感謝されたさ~。そん時の帯、見せようね~」
と言って、様々な人と苦楽を共にした帯をひょいっと見せてくれたり、
はいむるぶしを小浜島に創設するに当たっての苦労話を
聞かせてくれたり(詳細が知りたい方は直接僕におたずねください、とてもここでは
書けません・・・・・)、
戦後沖縄がアメリカに統治されてしまっている時にドルで買った
機械を日本に沖縄が返還された後、売ったら、円の価値がものすごい上がっていたので
買ったときより儲かった話しとか、もう最高です。
そして、なんと、このおじいさんの奥様は小浜島の「天国に一番近いアイドル」
としてアイドル街道驀進中のKBG84(小浜島ばぁちゃん合唱団平均年齢84歳の略)
の一員です。
この話がとんでもなかったです。
「この前、品川プリンスホテルでコンサートしたよ~」
え!
「北海道から沖縄までお客さん来てくれて満員だったよ~」
え!え
「私達のCDも出たよ~」
え!え!え!
「なんでも世界180カ国で発売らしいよ~」
え!え!え!え!え!
「徹子の部屋にも出てきたよ~」
え!え!え!え!え!え~!!!
しかし、小浜島のご老人のすごいところはこんなもんじゃなかったのです。
次におばあさんが自分達のCDを見ながらポツリと口から出た一言が僕を小浜島ユルユルワールドに叩き落しました!
↓
↓
↓
↓
「K・・・B・・・G・・・???どういう意味?」
え!え!え!え!え!え!え!え~!!!!!
「小浜島ばあちゃん合唱団の略ですよ!!!」
「ああそうそう!きゃははははは!!」
この世界で一体、何組のアーティストが自分達の
グループ名を知らずに(もしくは忘れてしまって)CDデビューを果たすのだろうか・・・・
皆無でしょうね・・・・・・
このユルさがたまりません。
しかし、船が遭難してたまたま着いた島が小浜島で命が助かったとか
ひめゆりの塔にもう少しで名前が載るとこだった、とか
苦労話を明るく楽しく話すおじいさん、お婆さん。
その話しは僕にいつも勇気と感動を与えてくれます。
楽しい経験だけでなく辛い思い出や悲しみさえも総合したら人生を豊かにするもの
なのかもしれません。
今は辛いことがあっても頑張って乗り切ったら僕も
「徹子の部屋」に呼ばれる日が来るのでしょう。
皆さん、今日も良い一日を・・・・・・
PS、なんでも11月の中旬ごろに本当に放映されるようです。これにはびっくりしました。
そういえば最近、高校生のお客様に「KBGにはどこに行ったら会えますか?」
なんて聞かれました。本土では結構ジワジワと人気が上がっているようです。
気になる方は徹子の部屋のHPを
要チェック!