2014年9月27日
こんにちは、キノコです。
まだまだ夏の日差しが厳しい小浜島ですが、早朝や夜になると、
なんとなく秋の気配がするようなしないような・・・、そんな毎日が続いております。
小浜島は日本でも南のはしっこにあるので、
本州ほどのくっきりした季節の違いはあまりありません。
特に春と秋は、来たのかなーと思っていると一気に夏に、または北風が吹いて
一気に温度が落ちて冬になります。
そういった小さい変化を繰り返しているときに、動物たちも小さな変化を見せているものです。
気付かぬうちに、鳥は更に南下するために渡り、そして春と共に北上しています。
個人的には、日差しや風を肌で感じる他に鳥の渡りや営みの変化によって、
小浜島の変化を感じやすいのかな、と思っています。
鳥。
可愛いですよね!(猛禽類を除く)
なんというか、三歩歩いたら忘れる潔さ、何かあればすぐに飛んでいける狡さに惹かれます。
とりわけ素敵だと思うのは、鳥の足です。
翼でも綺麗な羽根でもつぶらな瞳でもなく、あの細い折れそうな足に、
なんとも言えない魅力を感じてしまい、ついつい凝視してしまいます。
カラスのスキップするように歩く足も可愛いし、鳩のようにトコトコ歩く姿も素敵。。。
しかし、小浜島に来て一番可愛い歩き方をするのは、間違いなくシロハラクイナだと思ってます。
呼んだ?
歩き方に関しては、まず間違いなくダントツで可愛い!!
初めて見たときにキューン!と、心を打ち抜かれました。
シロハラクイナは鳥にしては珍しく、あまり警戒心がないのか
結構近くで見ていてもすぐには逃げません。
少しずつ少しずつ近付いて、あと一歩!というところで逃げていくのですが、
その逃げ方が可愛らしくてついつい追いかけ回したくなりますね。
その走り方が、サ、サ、サササササーッ!と足が転がるように逃げていき、
茂みにスポッと入って姿を消してしまいます。いや、可愛い。思い出すだけでも可愛い。。。
しかし、先ほど書きましたが、彼らは警戒心をあまり持ち合わせていません。
そのせいか、残念なことに事故が多いのも事実です。
毎回ヒヤッとするのは、車を運転していると、茂みから道路を挟んだ向かいの茂みまで
ダッシュで渡るのをよく見かけるのですが、車が近くまで来てもすぐには逃げないのです。
すぐ近くまで来て、やっと足がもつれんばかりの勢いで走っていきます。
いや、飛べよ!
たまに飛んでるところを見かけますが、実はものすごい低空飛行で、
必死な姿がダサくて可愛かったりします。
そして、更にオイオイ!と、思うのは、
車があまりに近くに来ていると、隣の茂みまで渡るのが無理と判断したら、
元の茂みに引き返すのです!
心情としては、「うわ、車来た!(サ、サ、サササー)・・・
や、やっぱり無理!(くるっと後ろを向いてサササササーッ!)」
という感じでしょうか。
いやいやいや!余計危ない!
特に左側の茂みから来たときには、本当に危ないです。
私自身、正直何度かヒヤリとしたことも。。。
こんな風に、道路をヨチヨチ歩いているのがいたら、それがシロハラクイナです。
先月辺りまでは子育ての時期だったらしく、頻繁に見かけましたが
最近は落ち着いてきて、あまり見る機会もなくなりました。
安全面を考えると少しホッとしておりますが、姿が見れないのはやはり少し寂しいですね。
シロハラクイナに限らず、道路沿いには子ヤギが寝そべっていたり、
見通しの悪い場所などもありますので、
島内を車(自転車やバイクなども含め)で走行される際は、
一時停止とスピード超過にどうぞお気を付け下さいませ。
鳥情報としては、越冬のため本州からツバメが渡ってきているので、
いつもよりたくさんツバメを見ることが出来ます。
大阪にいた頃は、冬にツバメを見ることはなかったので、今がすごく不思議ですね。
むしろここは冬になるとツバメが多く見られるのですから。
そんな小さくて大きな変化を、こちらに来られた際に感じてみて下さい。
そして、それらもひっくるめて小浜島の自然を体感されてはいかがでしょうか。
それでは、また。
キノコでした。