雨乞い

2014年12月15日

こんにちは。待ちぼうけ、アラキングです。

師走。ですね。今年も終わりですね。

今年もラストのブログになりました。
大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。

オニササネタを書いていたころが懐かしい。
個人的にはイタリアンレストランネタが好きです。


今年は降らなかったですね~雨。

降雨量の少なさはそのまま農作物にもろに影響が出ます。
小浜の基幹産業、すなわちさとうきびへのダメージが
懸念されます。

そこで小浜島では約25年降りに「雨乞い」が行われました。

この平成も26年が過ぎ、人は宇宙に行き、世界中と無料かつ光速で連絡がとれ、
家にいながらあらゆる買い物がすませられる
この現代に「雨乞い」をする!!?

見たい・・・・・

見たい・・・・

絶対に見たい!!!!


そして「はいむるぶし」でも小浜島の方々がやってきて
はいむるぶし園内のビーチ付近で雨乞いを
行うという情報を幸運にもGET。

これは行くしかない。雨が欲しいのは小生とて一緒。
一緒にお祈り致す!

小浜の方が来る予定の10分前に
ミノラセブンさんと雨乞いに興味がある女性そして
僕の合計3名で到着。

しかし雨乞いの人たちはまだ来てません。

PB183551


ちょっと早く来すぎちゃったかな、なんて
思い談笑しながら待つこと30分。

未だに来ません。
あれ?おかしいね~なんて言いながら
談笑追加30分。

未だに来ません。

そこで雨乞いシスターズの一人が
急用を思い出し、ミノラさんと二人っきりになってしまいました。

風がビュービュー吹いてとても寒いです。

談笑&沈黙30分追加

未だに来ません。

しかし徐々に空はどんよりどんより。

PB183552


そして沈黙&罵りあい30分追加。

未だに来ません。

雨乞いをしていないのに雨が降りそうです。

伝わるか分かりませんが
もうこの時点で雨よ来い!
って気持ちは吹き飛び
雨乞いよ来い!
に変わってました。

僕達は気がついたら「雨」を乞うのではなく

「雨乞い」を乞う

「雨乞い乞い」

になってしまっていたのです。


もうすでに「雨乞い乞いの状態から2時間半が経過しています。

そしてこんな二人に追い討ちをかけるようになんと
雨が降り出したのです。

「えーー・・・」

と二人。

喜んでいいのか悲しんで良いのか、いや喜ぶべきことなんだろうけど
傘も無い二人は帰るという選択肢しかありません。

パラパラと降る雨。

ポキっと心が折れる音が聞こえてきます。

「ミノラさん・・・・帰りましょうか・・・・」

とぼとぼと歩く僕はふと
小浜島出身の友人に電話。

「あれ?雨乞い今日は無いの?」

「いや、終わりましたよ!」

「え?」

「雨降ったじゃないですか!本集落で
ずっとやってましたよ!いやぁ面白かった!
テレビの取材とかも来てましたよ!

「・・・・・ミノラサン、雨乞い、終わったみたいですよ・・・・
しかもメディアまで来てたみたいです。


さっき振り出した雨も、雨乞いをしていたからなのですね。
それがわかっただけでも安心&驚きでした。

「雨乞い乞い」
も雨乞いが来ないとわかった以上
解散するのが宿命です。

引き際です。


25年ぶりに雨乞いを行った小浜の方々。

お陰で雨が降りました。

水不足は解決に向かい、今では通常通りです。

皆様も魅力たっぷりの小浜島にぜひ遊びに来てください。
「雨乞い」文化の崇高さや「雨乞い乞い」の
ため息と悲観の狭間は見られないと思いますが。