2010年12月12日
ハイサイ勝太郎です。
今朝はおきると家の目の前に馬が・・・
ヒヒィ―ン!という声で目覚めると馬がいました。
よく夜中に「カッポ カッポ」という蹄の音がして家の周りを自由に闊歩している時もあります。
ああ・・やはり小浜島に住んでるんだな~と思う瞬間です。
さて今日は小浜島に住んでいると実感できる小話を1つ。
なんかこの島で語られそうな話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも活きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、
漁師は、「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だ」と言った。
「それじゃぁ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシェスタ(昼寝)して、夜になったら友達と一杯やって、
ギターを弾いて、歌をうたって・・・・・ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を二隻、三隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
そのころにはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティーに引越し、それからロサンゼルス、さらにはニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。 「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「・・・それからどうなるの?」
「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、 「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシェスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたってすごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」