小浜島生き物通信16-冬の小浜島、でも蝶乱舞!

2012年12月18日

こんにちは、Shunです!

先週、なんだか呼ばれたようですが、解決してしまったようで。
でも、可愛いですよねぇ、シオマネキ。大好きです、シオマネキ!

12月といったら、冬!なわけですが、ここ小浜島は晴れれば25度を超えるぽかぽか陽気に。

ここ数日は晴れが続き、まだ海に入れるじゃん!なんて思いつつ、お気に入りの場所へ。

アオスジアゲハ
AOSUJI

見やすさ:★★★★

12月ともなれば、本州だと蝶はもう見られませんが、ここ小浜島はまだまだ乱舞しています。
アオスジアゲハは、その名の通り青い筋が特徴。
花の蜜を吸ったり、水たまりや湿った土に舞い降りて、水を吸う姿がよく見られます。写真は1匹だけですが、数10匹の群れになって給水することも! 蝶が沢山見られる場所は小浜島最高峰“大岳”(といっても99m)と“西大岳”の間にある林道、西大岳の登山口付近です。

もちろん、はいむるぶし園内でも蝶は通年たくさん見られますが、この林道はいわば“蝶のたまり場”!

リュウキュウアサギマダラ
ASAGI

見やすさ:★★★★★

数千キロを旅する“アサギマダラ”に良く似た蝶。リュウキュウアサギマダラは旅をせずこの地にとどまり続けます。

キチョウ
KI

見やすさ:★★★★

日本では南西諸島でのみ見られる蝶です。
と言っても、数年前までは本州と同じ種とされていて、見分けは全く付きません。
ちなみに、本州で見られるのは“キタキチョウ”だそうです。

ジャコウアゲハ
JAKO

見やすさ:★★★★

オスは麝香(じゃこう・ムスクとも)のような匂いがするアゲハチョウです。彼らが飛んでいるときに臭いを嗅ぐことは出来ませんが…

スジグロカバマダラ
SUJIGUROKABAMADARA

見やすさ:★★★★

茶色の地味な蝶ですが、やはり南西諸島でしか見られません。

オオゴマダラ
OOGOMADARA

見やすさ:★★★★★

その大きさ・舞い方から“新聞蝶”とも呼ばれる蝶々で、サナギは金色!
石垣島の離島ターミナル近くのバスターミナルなどで、金色のサナギを時々展示しています。
石垣市の“市の蝶”にもなっています。


最後。
蝶ではありませんが。
サキシマカナヘビ
カナヘビ、といっても蛇ではありません!
MIDORI

見やすさ:☆☆☆☆

緑色のカナヘビ。足のある、れっきとしたトカゲの仲間です。
つい近年まで、小浜島に生息していることが知られていませんでした。
僕も、大岳周辺でしか見つけられていません。
はいむるぶし園内にもいそうなのですが…。

すべて、12月15日に撮影した写真です。
“冬”と言っても、日本最南端リゾートはいむるぶしがある小浜島は、晴れれば半袖で十分な陽気に!

ぜひ、“避寒”に小浜島はいむるぶしに訪れてください!

来週はタケさんの、“今週の○枚”です!

それでは、また再来週!





……あっ!
2週間後は元日ではありませんか!

皆様良いお年を。元日にお目にかかりましょう!


はいむるぶし