八重山ではシーシー

2012年10月17日

こんにちはアラキングです。

今日は沖縄の象徴とも言えるシーサーについてちょっと
いつもとは違うトーンで(真面目な感じ)書いてみたいと思います。

SHOPにあるミニシーサー、小、中シーサー
P1020337


大シーサー
P1020350



皆さんご存知のシーサーは元々古代オリエント由来であり、
(ライオンが神聖視されていた、スフィンクスなど)
シンガポールのマーライオン、中国の獅子、そして日本の狛犬、
すべて同じ起源にあると言われています。

つまりイメージ的にはインド、エジプトの方からシルクロードを渡り
中国大陸(当時は明)、琉球、日本と北上して行ったようです。

13世紀~15世紀の間に伝わったという説が有力なため
恐らく、琉球王国が成り立って、元から明に変わった大陸と貿易交流
をしているうちに輸入したモノと想像できます。

しかし、僕が昔から不思議で注目したいのは、
マーライオンや狛犬は神社や特別な所に
あるのにシーサーだけは沖縄では民家に設置したり
民間レベルで普及しているという事実です。

狛犬が実家にいる方はいないし、マーライオンが風呂についている
方もいらっしゃらないのではないでしょうか?

なぜでしょうか?

ここからは全く資料や、証拠がないので推測、憶測の域を脱することはないでしょうが
妄想したいと思います。

まずは、
①地域的問題。

沖縄は台風銀座とも言え、民間の産業にダメージを与えることが多かった。
その為に個々人に守り神が重宝されシーサーが丁度良かった。

②漆喰の使用

沖縄を象徴する漆喰の赤瓦。もともと屋根職人が余った漆喰でシーサーを作り
民間の屋根の上に乗せていた。なので「私の家も、私の家も」となり普及していった。

③文化の創造

戦後の沖縄の文化の見直しの必要性から、踊りや料理、琉球王朝時代の文化を
沖縄の復興の為に役立てようとそれぞれ復習した。シーサーも含まれ復興の一環として量産した。

④先祖崇拝

沖縄は仏壇を置くところや風水に対してのこだわりが他地域と比べ強い。

シーサーの下には屋根をすりぬけ丁度仏壇があると言われる。
先祖を敬う気持ちが独特なお墓や大規模なお盆を見て予想される通りかなり根強い。

「家」レベルで神聖な場所が各々あるので守り神が各々設置された。

以上、

ざっと考察すると以上のことが推測できました。

もちろん妄想なので反論異論は沢山あると思います。

シーサーという一見高尚なモノを良い意味で
民間レベルで使用して自分の人生の一部とする
なんというか沖縄の方の持つ人懐っこさが出ているのかなと感じました。


もうすでにシーサーがあるのが当たり前になっているほど
無くてはならない沖縄の方が愛して止まないシーサー。

この度、私がホテルショップで担当することになりました。

沖縄の土を使い、一つ一つじっくり丁寧に製作される手作りシーサー。

沖縄本島の職人さんに発注をかけると
はいむるぶしに納品するまでやたら時間がかかりますが、
それも、はいむるぶしの為に職人さんが時間をかけて作ってくれている証拠です。

いや、はいむるぶしの為、では無く、はいむるぶしにいらっしゃったお客様の為、ですね。

しかも何度も書きますが民間レベルで需要があるので
年間で作るシーサーの数が半端じゃないおかげなのか
クオリティの高さに驚かされています。

P1020344


昨日も実は発注させていただきました。
今頃は粘土をコネコネ、頑張っていただいている
ことでしょう。皆さんに喜んでいただけるように。

P1020335

ホテルショップでは元の土も展示してますよ!

歴史ある沖縄育ちのシーサーをご自宅に置いてみてはいかがでしょうか?

大きさは色々ご用意しています。

P1020343



そしてどなたか、民間にシーサーが普及した明確な理由をご存知の方は
ご教授下さい。とても興味があります。

以上今回は異例のトーンでお送りしたアラキングでした。

明日のはいむるぶしブログは笑いが満載です(笑)  

(もちろん冗談ですよ!!!)


シーサーは楽天市場でも購入できます。ぜひどうぞ。

楽天ショッピング 美ら島本舗

本物のシーサーを見に来ませんか?