

2011.03.03
シャコ貝は、熱帯~亜熱帯海域の珊瑚礁の浅海に生息し、二枚貝の中で最も大型となる種であるオオジャコガイを含む種類の総称である。最も大型のオオシャコガイは、殻長2m近く、重量200kgを超えることがある。
サンゴ礁の海域に生息し、海底で上を向いて殻を半ば開き、その間にふくらんだ外套膜を見せている。この部分に褐虫藻を持ち、光合成を行わせている。移動することはなく、海底にごろりと転がっているか、サンゴの隙間に入りこんでいる。現在はワシントン条約で輸出入が禁じられている。

シャコガイに関する知識や情報が乏しかった頃、特にオオシャコガイについては、海中にもぐった人間が開いた貝殻の間に手足を入 れると、急に殻を閉じて水面に上がれなくして殺してしまうとか、殺した人間を食べてしまう「人食い貝」であると言われていたが、実際には閉じないか、閉じ方が緩慢で、そのような事はない。
沖縄地方ではおもに刺身にして食用とする。食用の高級順にヒメジャコ、ヒレジャコ、ヒレナシジャコなどがあり、ヒメジャコはケージを浅瀬に作って、岩場に埋め込んで養殖している。
流通の発達した現在でもシャコ貝を内地で食べられる機会はほとんど無く、日本では沖縄に来なければまず食べられない。刺身以外でもにぎりや焼シャコ貝、味噌汁の具にする事あり大変美味。
刺身では外套膜をおもに食べるが、貝柱やキモも軍艦巻きなどにすると美味である。殻はその大きさ、形状から置物、水盤などに利用され、キリスト教で殻を教会の聖盤に用いたりする事もある。
