

奄美諸島から台湾に分布する直径3~4cmほどの野生のみかん属の柑橘類です。沖縄では、主に北部地域(「山原」やんばる)で栽培されており、1本の木で500個以上の実がなります。沖縄の北部地域は、地質的にも石灰石の山が多く、シークヮーサーの成育に非常に良く、常夏の沖縄では珍しく昼夜の温度差があり、シークヮーサーの発育に適していると言われております。
2010.10.6
「シー」は“酸っぱい”「クヮーサー」は“食べさせる”を意味します。単純に「酸っぱいものを食べさせる」を意味します。沖縄に古くから伝わる芭蕉布(芭蕉の繊維から採った糸で織った布)を織り上げた際に、そのままでは固い布をシークヮーサーの果汁で洗浄することによって柔らかくしていたことから付いた名前と言われています。また、形がやや平たいことから別名「ヒラミレモン」とも呼ばれています。
沖縄県本島を中心に自生しているシークヮーサーは、種から育てると実が出来るまで約9年かかると言われております。
一般的にシークヮーサーの開花は沖縄がもっとも寒くなる2月頃。シークヮーサーの収穫時期は8月下旬から~12月くらいまでと言われております。
シークヮーサーの成分と効果
成分に関しては非常に豊富でビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、カロチンなどの成分が含まれています。ビタミンCは、レモンの約3.5倍を含み、新陳代謝を活性化させ、疲労回復や美肌・美容に効果があると言われています。コレステロール値を下げる効果や血管を丈夫にするとも言われています。また、ノビレチン、タンジェレチン等のフラボノイドの一種が豊富に含まれていることから、ガン抑制や肝臓の保護作用・肝障害の抑制作用の効果も注目されました。それ以外の効果に関しても多くの研究が発表されていて、芸能人のオススメや様々なメディアで取り上げられています。
| 成分名 | 成分量 |
|---|---|
| エネルギー | 28 kcal |
| タンパク質 | 0.4 g |
| 脂質 | 0.1 g |
| 炭水化物 | 7.4 g |
| ナトリウム | 1.3 mg |
| カリウム | 142 mg |
| ビタミンC | 9 mg |
| クエン酸 | 3.270 mg |
| レピレチン | 21 mg |
| タンゲレチン | 9.1 mg |
| ヘスペリジン | 46 mg |
熟していない(青切り)緑色の状態で収穫したものは、酸が強くとても酸っぱいので、刺身や焼き魚にかけたり、醤油と混ぜてぽん酢の代わりとして使われたり、泡盛に数滴垂らして飲まれたりしています。熟したものは(黄色い状態)適度な甘みと酸味があり、そのまま食べたり、ジュースに加工されたりします。沖縄のあらゆる場面に登場するシークヮーサーは沖縄食卓の名脇役として扱われています。