

島バナナは、マレー原産のバショウ科の果物で、小笠原種と呼ばれている原種に近いバナナです。
輸入物バナナの半分ほどの大きさで、生産量は決して多くはなく、県内でも非常に希少。
高級バナナなので、お盆のお供え物としてよく利用されます。
2010.11.9
八重山地方に野生のバナナが生えていた訳ではなく、1830年頃に食料用としてマレー半島から欧米系の住民により小笠原諸島に持ち込まれ、1880年代に更に栽培用として八重山地方に持ち込まれたもののようで、現在では栽培用でなく自生しているものも多い。
台湾バナナより少し小さく、モンキーバナナより大きく、味が濃厚なのが特徴。
日本にあるバナナでは最も美味しいバナナで、世界中でも、最も美味しいバナナの部類に入ると言われています。地元で根強い需要がある為、本土にはほとんど流れない為、本土で販売される事めったにない品種です。

輸入物バナナと同様に、皮がまだ緑色の時に収穫して、紐で吊るして追熟させます。吊るした青い島バナナが、黄色く色づくのを見るのも楽しみのひとつ。


収穫後5日目くらいの島バナナはまだかなり青い(緑)です。それから3日した時点で除々に黄色に変色し、4日目ぐらいで全体が黄色に変身します。しかし、ここで我慢が必要。島バナナは黒いシュガースポットが現れ、皮が薄くなり、付け根が折れるくらいまで待つことがポイントです。黄色うちに食べては美味しくありません。黄色に変色してから更に3日、シュガースポットがまんべんなく広がると食べ頃です。見た目は悪いのですが、ここまで来ると、クリーミーな食感と上品な甘みと香りが最高潮に達します。
熟成してシュガースポットが現れるころ、島バナナの皮はとても薄くなっています。完全に真黒になるまで放置すると、皮がむけ難くなるので、その手前(黄色に黒い斑点が散りばめられた状態)で食べるのがお奨めです。
注意が必要なのは、黄色に熟するまで、決して冷蔵庫に入れてはだめという点です。熟成が止まってしまいます。
薄い皮をむくと、糖度と酸度のバランスが絶妙な「濃厚な味と香り」が味わえます。
1本200円近くとお高いですが、味は別格で、バナナに対する見方が変わると思います。