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離島の小さな島の音楽祭

自然の宝庫 船浮

船浮集落までは西表西部、陸路最終地点白浜港から船で約10分。 数年前に船はバリアフリー対応となり、船浮港もそれと共に桟橋が新設され、船は真新しい白い浮き桟橋に接岸した。 昔からの島の風景を愛し続ける島のおばぁは「便利になったけどその新しさが船浮の雰囲気には少し不釣合いだねぇ」と言っていた。 集落に一歩足を踏み入れるとどうだろう… 静かな集落にはひっそりと数件の家々が建ち並び、舗装されていない道と珊瑚を積み重ねた石垣、波立たない湖のような船浮湾に浮かぶ数隻の漁船…まるで時間が止まった景色…そこにはおばぁが言っていた島の雰囲気というものが何なのか少しわかった気がした。

集落の反対側には弓の形をしたイダの浜がある。集落から徒歩10分~15分、イダの浜へと続く道は、亜熱帯地域特有の樹木が頭上を覆っている。雨がちらついたが生い茂る木々の葉が傘代わりになり大して濡れることはなかった。時間を忘れ、大自然の中に身を置くと「キョロロロロー」と鳴くアカショウビンの鳴き声や鳥たちのさえずりがたくさん耳に入った。ジャングルの中にいる感覚が一層増し、忘れかけた好奇心旺盛な子供心がよみがえった。ガジュマルの木々を抜けるとそこには真っ白な砂浜と青く透き通る浅瀬の海が広がっていた。ここで夕陽を見ながら1日の終わりをむかえたい、街灯なんてものがないこの浜辺で月夜にゆんたくもいいだろう… 娯楽やショッピングセンターなど都会にあって当たり前のものは一切ないが、ここには自然が生み出した人の五感を刺激させる大切にしたい宝がたくさんあると感じた。

自然の宝庫

ひっそりと静かな集落。自然が息づく秘境の地。


自然の宝庫

弓状の形をした浜辺… 白砂と青い海がまぶしい!

船浮音祭り

この小さな集落で年に1度、島の活性・繁栄を目的とした音楽祭が開かれます。
その名は「船浮音祭り」
祭り主催者は、船浮出身のシンガーソングライター 池田卓さんが自ら企画・プロデュースしている音楽イベントです。
2010年4月18日(日)、第4回船浮音祭りが開催されました。
当日は朝から時折雨が降り、不安定な空模様でしたが、住民・観光客過去最高の約700人(主催者発表)が祭り会場の"かまどま広場"に集まりました。

 

祭り準備は池田卓さん自らトラックを運転し、ステージの設置に取り掛かり、船浮小中学校の子供たちは地元で獲れたイノシシをを使ったシシ汁やバザーなどの売り子に。集落に住む人たちが一致団結してこの祭りを支えていました。

 

大勢の立ち見観客がいる中、船浮音祭りが始り、皆が池田卓さん、スペシャルゲスト宮古島出身の下地勇さんの歌に聴き入り、また下地勇さんは宮古島の方言を交えた絶妙なトークで会場は笑いと拍手で盛り上がりました。オリオンビールのCMで放送されている【南の島で】という唄の時は乾杯!!!の合図で会場全体が一体となり、大勢の観客が踊り出し、熱気に包まれました。

第一回船浮音祭りは2007年11月4日(日)開催、第二回以降は青年会の一員となる新任の学校職員と地域住民とがいち早く親睦を深められるよう、4月の第三日曜日に開催することになったようです。南の島の手作り船浮音祭りを旅の目的のひとつとしてみてはいかがでしょうか。音楽を通してそれぞれの生まれ育った故郷に対する思いが変わるかもしれない。

 

自然の宝庫

池田 卓さん(西表船浮出身)
「おれのふるさと」「おばあちゃんの唄」「デンサー節」などを披露

緑溢れる小道… 木漏れ日に心が癒されます…

■シシそば&シシ汁(1杯600円)

地元で捕れたイノシシを使ったシシ汁とシシそば… 周囲には独特な匂いを放っていた。 祭りが始まる前から鍋の前には行列ができ、一番人気! 集落の子供たちが一生懸命売っている姿も微笑ましい^^

船浮音楽祭

西表島に深く切り込む雄大な「船浮湾」をバックに熱唱する 池田卓さんと下地勇さん。 奥西表に響き渡る歌声… 心のふるさと船浮の思いの丈を謡う

☆池田卓(いけだすぐる)

1979年5月24日、人口45人(2010年3月現在)の船浮[ふなうき]という小さな集落で生まれ育つ。中学・高校は野球に没頭し、沖縄水産高校の投手として活躍するも、19歳の夏、島の芸能祭に参加したのをきっかけに本格的に音楽活動を開始。2000年10月「島の人よ」でCDデビュー。この曲が天気予報のBGMに起用され脚光を浴びる。2005年には「心色」で全国デビュー。八重山民謡アルバムを含め、これまで9枚のCDを発表。その楽曲はCMにも数多く起用され、メガネ1番、ジュエリーはちみね等のコマーシャルでもおなじみ。 現在、沖縄を拠点にライブ・祭り・イベントと全国で活動する傍ら、ラジオパーソナリティーや講演活動、執筆、映画の主演を務めるなど多方面で活躍中。 2008年以降は中東や北米地域での海外ライブにも出演、活動の幅をさらに広げている

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