爬龍(ハリュウ)。中国語の龍の意味。
龍に見立てた船で競漕することから爬龍船競漕ともいわれる。爬龍船とは龍を描いた舟を櫂でかき走らせる。海の海上を漕ぎ手たいがしぶきをあげて、まっすぐに進む姿は龍のように見える。
由来は様々な諸説があるが、約600年、中国から伝わったといわれている。最初に競漕が行われたのは1390年頃、豊見城城主、南山王の弟、注応祖により 豊見城城下の漫湖で行わせたといわれている。その後、琉球王国の観覧もある国の一大行事となった。1427年、首里城前に龍漂池が完成し中国からの使者招いた際にもてなす宴の際に、爬龍船競漕をさせたという記録がある。 廃藩置県の時王朝主催のハーリーは途絶えたが各地城で行われるハーリーは引き継がれてきた。

今年の小浜島での細崎ハーリーは5月27日に行われ
ました。
前日の大雨もあり天候が心配されましたが、
雨は上がり時折日差しが見られる程の天候のなか行わ
れました。
細崎ハーリーは、二漕のサバニを使い細崎漁港内を競
い合う競技で優勝決定戦まで行われる。競技中には子
供たちのエイサーやソーラン節、青年達の踊りなども
あり、参加者も応援者も一体となって楽しみました。
また競漕に参加する漕ぎ手たちはサバニに乗り込み、
かけ声と共に威勢良く海へ漕ぎ出てゆく。息を合わせ
て、手を合わせ、気持ちを合わせ、海上を突き進んで
ゆく・・・ 勝負は折り返しのターン。
勝敗の行右を左右するポイントでもあり、難関でもあ
り、ここ征したチームが勝つと言っても過言ではない。
折り返し後は岸まで一直線!皆が力を合わせ港へ向か
ってラストスパート!
最後まで気合があり、漕ぐ櫂のリズムが崩れないチームが、海上を疾走し勝ち残ります。
競技後は全力で海を走った清々しさとやり終えた達成感が、とても気持ちよく、あちらこちらで笑顔が
こぼれます。観戦している私たちも、水しぶきを浴びて 『楽しかったぁ!』と船を下りてきた参加者の
最高の笑顔が印象的で、次回は参加したいと思わせます。
今年の優勝チームには、優勝カップと海人のお祭りらしい景品で大きな大シャコ貝、蛸5kg、カーナ、
ビール1c/sが贈られました。
ハーリーを開催した細崎の漁師(海人)さんたちは、男の人は海に出て祭りを盛上げ、女の人は祭りの 準備など観戦にと訪れた人たちを温かくもてなします。集落が一つになり、年に一度のハーリーのお祭 りを盛上げる姿は、島外から来た私たちにとっては素敵に思える光景です。 ハーリーのお祭りの最後は全員で海に向かい、今年も海の安全と恵み(大漁)を祈願する姿は、 古より海と共に生きる人々の姿を垣間見たと感じる何とも表現しがたい神聖で厳かな空気に包まれてい ました。


















